社会福祉法人 きしろ社会事業会

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きしろブログ

地域と共に 4年ぶりの草むしり


写真は、どこの施設にもある利用者の送迎車です。鎌倉プライエムきしろは、鎌倉でも長閑なところで有名な鎌倉野菜が作られている田園の中に立地していますので、スタッフの通勤がなかなか大変です。車、バイクで通勤するスタッフはどこにでも駐車できるくらい施設の敷地は広くていいですが、問題は、公共の交通機関での通勤でバスはあるものの、そのバス停までかかなり歩いてこなくてはならない状況で大雨大雪それはそれは大変です。

そういう状況でしたので当時の施設長は当然のように「なんとかしなければ」と、考えました。スタートしたのが大船駅から施設まで、全シフトに応じた職員送迎です。迎えだけでなく勤務終了後は勿論、大船駅まで送ります。安心安全のもとスタッフは大雨大雪全く問題なく通勤ができるようになりました。

そんな折、地域の組長さんとお話しする中で、「この地区へ公共のバスをなんとか通してほしいと働きかけているけれど採算がとれないと計画はない」などと地域の困りごとを知る機会がありました。スタッフの通勤の問題もあったので、そもそもこの地域は公共交通機関難民という状況にあったのはゆうに理解できました。普段から施設の夏祭りや行事など地域の方々には様々な支援を頂いております。そういう状況でしたので、当時の施設長は当然のように「なんとかしなければ」と、考えました。

スタートしたのが、「地域貢献シャトルバス」です。仕組みはシンプルです。スタッフを駅まで迎えにいく時は空なので、そこに地域の方に乗ってもらい駅まで送迎する。そして駅に着いたらスタッフを乗せ施設まで運行する。前例がないので、関係機関等との交渉等の必要がありましたが、鎌倉市の大きな協力のもと大船駅にバス停を整備して頂けることとなり、大きな希望と期待をもってスタートすることができました。地域のニーズの解決に向けて地域に内在する社会福福祉施設が法人の使命と地域に即した形で保険者である市と協働して進めることができた事例ではないかと思います。

平成21年から始まり現在まで、延べ約7万4千人のご利用となっています。さらに、地域の高齢者の対象とした買い物支援バスとしても運行しております。鎌倉プライエムきしろは、地域に即した形で地域貢献に関わりたいと思っておりますし、施設にとっても地域の方々はなくてはならない存在です。

今日は、4年ぶりの地域の方々の協力による「草むしり」の開催でした。朝早く暑い中、地域の皆さんには本当に感謝しかありません。きしろを利用される皆さんも喜んでもらえると思います。

これからも「きしろで良かった」と実感していただけるよう地域と共に歩んでいきたいと思っています。

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